「パチンコをやめたいのに、気がつくと店に行ってしまう」
「もう二度と打たないと決めたのに、またお金を使ってしまった」と悩んでいませんか。
🎰 パチンコをやめる方法で大切なのは、気合や根性だけに頼らず、パチンコに行きにくい環境を作ることです。
財布の中身やお金の管理方法を変え、パチンコに関する情報から距離を置くことで、遊技を始めるきっかけを減らせます。
また、パチンコをやめられない背景には、勝ったときの興奮や負けを取り戻したい心理、日常生活のストレスなどが関係している場合があります。
こうした問題は、単に本人の意志が弱いから起きるものではありません。
厚生労働省も、ギャンブルなどをやめようとしてもやめられない状態について、依存症の可能性があることを説明しています。
依存症が疑われる場合は、専門機関の支援を受けながら回復を目指すことができます。
この記事では、パチンコをやめる具体的な方法から、お金の管理、行きたくなったときの対処法、依存症の相談先、再発防止策まで詳しく解説します。
パチンコをやめる具体的な方法

パチンコをやめるためには、最初に遊技を始めるきっかけを減らすことが役立ちます。
特に、お金をすぐに用意できる環境や、頻繁にパチンコの情報が目に入る生活を見直すことがポイントです。
会員カードとアプリを処分する
🎰 パチンコ店の会員カードや専用アプリは、店に再び足を運ぶきっかけになる場合があります。
貯玉やポイントが残っていると、「もったいないから使ってしまおう」と考えやすくなるためです。
パチンコを完全にやめたい場合は、店舗とのつながりを減らすことから始めましょう。
- ✅ 会員カードの退会手続きを確認する
- ✅ パチンコ店の公式アプリを削除する
- ✅ 来店特典やポイントの通知を停止する
- ✅ 店舗から届くメールや案内を解除する
- ✅ 店舗の公式SNSのフォローを外す
貯玉が残っている場合は、交換や退会の手続きについて店舗に確認してください。
ただし、清算のために来店すると再び遊技したくなる人は、無理に店へ向かわず、事前に電話で対応方法を確認するなどの工夫が必要です。
ポイントを失うことよりも、今後の生活を守ることを優先して考えてみてください。
財布には最低限の現金だけ入れる
💰 パチンコをやめたい人にとって、財布の中に自由に使えるお金があることは、衝動的に遊技するきっかけになり得ます。
たとえば、帰宅途中にパチンコ店を見かけたとき、財布に3万円あれば「少しだけ打ってみよう」と考えるかもしれません。
反対に、生活に必要な金額だけを持ち歩いていれば、思いつきで多額のお金を使うことは難しくなります。
- ✅ 外出前に必要な交通費や食費を計算する
- ✅ 使う予定のない現金を持ち歩かない
- ✅ キャッシング機能付きカードの携帯を避ける
- ✅ 緊急時に必要な支払い手段は確保しておく
大切なのは、生活に支障を出さず、パチンコに使えるお金を減らすことです。
ただし、現金を減らすだけでは、電子決済や銀行口座から資金を用意できる場合があります。
ほかの金銭管理対策と組み合わせることが現実的です。
ATMで簡単に引き出せなくする
銀行口座にお金が入っていると、財布の現金がなくなってもATMで引き出せてしまいます。
パチンコで負けた後に現金を追加する行動を繰り返している場合は、現金を引き出すまでの手間を増やす方法を検討してください。
- ✅ キャッシュカードを必要のない外出に持参しない
- ✅ 銀行のATM出金限度額を見直す
- ✅ スマホATMなどの利用設定を確認する
- ✅ 消費者金融の借入れ可能枠を見直す
- ✅ 生活費と自由に使うお金を分けて管理する
⚠️ パチンコのために新たな借金をすることは避けてください。
負けを取り戻す目的で借入れを繰り返すと、遊技による損失に利息負担まで加わります。
銀行によっては出金限度額やカードの利用設定を変更できますが、対応できる機能は金融機関ごとに異なります。
日常生活で必要な支払いができなくならない範囲で、自分に合った設定を考えましょう。
SNSやYouTubeの情報を遮断する
📱 YouTubeやSNSでパチンコの大当り動画を見ると、以前の興奮を思い出すことがあります。
新台情報や出玉情報を見て、再び店へ行きたくなる人もいるでしょう。
そのため、パチンコを連想させる情報を日常生活から減らすことが対策の一つになります。
- ✅ パチンコ・パチスロ系のYouTube登録を解除する
- ✅ 関連動画に興味なしの設定をする
- ✅ パチンコ関連のSNSアカウントをミュートする
- ✅ 攻略サイトや掲示板のブックマークを削除する
- ✅ 新台情報や店舗イベントの通知を停止する
動画を見ないようにするだけで遊技欲求が完全になくなるとは限りません。
しかし、関連情報に触れる機会を減らせば、衝動的に店へ行くきっかけを少なくできる可能性があります。
空いた時間には、パチンコと関係のない動画や趣味の情報を見るなど、別の習慣を取り入れてみましょう。
パチンコ店に近づかない
🚶 パチンコ店の前を通るたびに入店したくなる場合は、普段の移動経路を変える方法があります。
毎日の通勤や買い物で同じ店舗の前を通っていると、看板や広告、新台の案内などが目に入ります。
こうした刺激を避けるため、生活動線を見直してみてください。
- ✅ 通勤や帰宅時の経路を変更する
- ✅ パチンコ店が入る商業施設を避ける
- ✅ 買い物は別のスーパーや店舗を利用する
- ✅ 店舗の駐車場や周辺で時間をつぶさない
- ✅ 空き時間に立ち寄る場所を事前に決める
たとえば、帰宅途中にパチンコ店へ寄る習慣がある場合、仕事が終わったら直接スーパーに向かい、そのまま帰宅する流れに変更します。
店に近づかない行動を毎日の生活に組み込むことが、遊技機会を減らす工夫になります。
一緒に打つ友人と距離を置く
パチンコをやめたいと思っていても、友人から「新台を打ちに行こう」「今日は勝てそうだ」と誘われると、断りにくい場合があります。
特に、休日になると友人とパチンコ店へ行くことが習慣になっている人は、付き合い方を見直す必要があるかもしれません。
- ✅ パチンコをやめたい意思を友人に伝える
- ✅ パチンコ店への誘いは断る
- ✅ 遊技の収支や攻略情報の話題を避ける
- ✅ 会う場所を飲食店や別の施設に変更する
- ✅ 誘いを断りにくい関係とは一時的に距離を置く
友人関係をすべて断ち切る必要はありません。
パチンコ以外の楽しみを共有できる関係なら、むしろ回復を支える存在になる可能性があります。
人間関係を失うことではなく、パチンコに誘われる状況を減らすことが目的です。
お金の使い方を変える方法

パチンコをやめるには、これまでの収支を振り返り、お金の使い方を見直すことも役立ちます。
一度の勝ち負けではなく、毎月の支出と生活への影響を確認してください。
負けた金額を計算して現実を知る
📉 パチンコを長く続けていると、勝ったときの記憶が強く残り、実際にいくら負けたのか把握していない場合があります。
そこで、過去の収支を整理し、これまでに使ったお金を具体的な数字で確認してみましょう。
たとえば、1回あたり平均1万円の負けがあり、月に8回打っている場合を考えます。
- 💰 1回の平均損失:1万円
- 💰 1か月の損失:8万円
- 💰 6か月の損失:48万円
- 💰 12か月の損失:96万円
これは説明のための仮定であり、誰もが同じ金額を失うという意味ではありません。
年間96万円を使っている場合、そのお金を貯蓄、生活費、旅行、住宅の修繕などに充てる選択肢もあります。
過去の損失を確認する目的は、自分を責めることではありません。
これから失う可能性のあるお金を守るために、現状を把握することです。
なお、失った金額を知って「取り戻したい」と感じる人は、計算を続けることよりも、いったん遊技から離れることを優先してください。
毎月の収支を記録する
📊 パチンコをやめるためには、収入と支出を把握し、自由に使えるお金を確認する方法があります。
家計簿アプリやノートを利用して、毎月のお金の流れを書き出してみましょう。
- ✅ 毎月の収入と手取り額
- ✅ 家賃や住宅ローンなどの固定費
- ✅ 食費、水道光熱費、通信費
- ✅ 借金の返済額と利息負担
- ✅ 預貯金と今後必要になる生活費
- ✅ パチンコに使っていた金額
過去の遊技収支が分からない場合は、銀行の出金履歴や家計簿、記録が残っている期間の収支を参考にしてください。
ただし、ATMの出金額がすべてパチンコの損失とは限りません。
実際の収支が不明な場合は、推定値と確認できた金額を分けて記録します。
毎月どれだけ生活に余裕があるのかを把握することは、お金の使い方を変える第一歩になります。
家族にお金の管理を協力してもらう
パチンコをやめたいのに、手元にお金があると使ってしまう場合は、家族や信頼できる人に金銭管理の協力を相談する方法があります。
ただし、本人の同意なしに通帳やカードを取り上げたり、一方的にお金を管理したりする方法は、家族間のトラブルにつながる可能性があります。
- ✅ 本人が納得したうえで管理方法を決める
- ✅ 生活費と自由に使うお金を区分する
- ✅ 毎月の支出を一緒に確認する
- ✅ 大きな出金が必要なときは事前に相談する
- ✅ 管理方法を定期的に見直す
たとえば、毎週一定額の生活費を用意し、家族と収支を確認する仕組みが考えられます。
⚠️ 暗証番号やインターネットバンキングのパスワードを家族に教えることは、金融機関の利用規約や不正利用防止の観点から避けてください。
本人の生活上の自立と安全を守りながら、無理のない金銭管理を続けることが大切です。
欲しいものリストを作成する
パチンコに使っていたお金を別の目的に回すために、欲しいものや実現したいことを具体的に書き出す方法があります。
たとえば、これまで1万円を遊技に使っていた人なら、その1万円で何ができるのか考えてみましょう。
- ✅ 欲しかった家電や日用品を購入する
- ✅ 旅行や温泉に行くためのお金を貯める
- ✅ 趣味に必要な道具を購入する
- ✅ 将来の生活費や老後資金を準備する
- ✅ 家族との食事や思い出作りに使う
欲しいものが明確になると、パチンコに使わなかったお金の価値を実感しやすくなります。
ただし、買い物に依存するような形になったり、生活費を圧迫する高額商品を購入したりしないよう注意してください。
パチンコをやめる目的を、我慢だけでなく新しい楽しみにつなげることがポイントです。
パチンコ代を貯金や買い物に回す
💰 パチンコをやめた後は、使わなくなったお金を目に見える形で残す工夫もおすすめです。
たとえば、パチンコに行かなかった日に、本来使う予定だった金額の一部を貯金する方法があります。
- ✅ パチンコを打たなかった日に少額を貯金する
- ✅ 生活費とは別の貯蓄目標を設定する
- ✅ 貯金額をカレンダーやノートに記録する
- ✅ 一定額が貯まったら必要なものを購入する
- ✅ 借金がある場合は返済計画を優先する
仮に1日3,000円を10日間積み立てれば、3万円になります。
ただし、これは実際に手元に残る資金がある場合の単純計算です。
借金の返済が難しい状況では、無理に貯金を優先せず、生活費の確保と返済について専門家に相談してください。
パチンコをしなかった結果として、お金が少しずつ残ることを確認できれば、新しい生活を続ける動機づけになります。
パチンコに行きたいときの対処法

パチンコをやめると決めても、突然打ちたくなることがあります。
そのようなときに備え、遊技欲求が生じた場合の行動を事前に決めておきましょう。
暇な時間を作らないようにする
休日や仕事帰りに予定がないと、これまでの習慣でパチンコ店へ向かってしまう人がいます。
このような場合は、自由な時間をすべてなくすのではなく、パチンコに行きやすい時間帯に別の予定を入れることが役立ちます。
- ✅ 休日の予定を前日までに決める
- ✅ 朝や夕方の空き時間に散歩をする
- ✅ 図書館や公共施設を利用する
- ✅ 家の掃除や整理整頓を進める
- ✅ 家族や友人との予定を作る
たとえば、毎週日曜日の午後にパチンコ店へ行っていた人なら、その時間を買い物や運動、趣味の活動に置き換えてみます。
ただし、予定を詰め込みすぎると疲労やストレスにつながる場合があります。
休息の時間も確保し、無理なく続けられる生活リズムを考えてください。
パチンコ以外の趣味を見つける
🎮 パチンコをやめた後に困りやすいのが、これまで遊技に使っていた時間をどう過ごすかという問題です。
パチンコ以外に楽しめることがない場合、退屈を感じたときに再び店へ行きたくなるかもしれません。
そのため、新しい趣味や関心のある活動を探してみましょう。
- ✅ 家庭菜園やガーデニングを始める
- ✅ 釣りやキャンプなど自然を楽しむ
- ✅ 読書や映画鑑賞を習慣にする
- ✅ 料理や資格の勉強に取り組む
- ✅ 地域の活動やサークルに参加する
新しい趣味は、最初から夢中になれるものでなくても問題ありません。
少しでも興味のあることを試し、自分に合う楽しみを見つけていくことが大切です。
なお、スマートフォンのゲームなどを選ぶ場合は、ガチャや課金の負担にも注意してください。
別の依存や浪費につながりにくい趣味を選ぶことも意識しましょう。
運動や外出で気持ちを切り替える
🚶 パチンコに行きたい気持ちが強くなったときは、その場にとどまらず、軽い運動や散歩を試す方法があります。
ずっと同じ場所で遊技について考えていると、関連する動画を見たり、店舗情報を調べたりしてしまう場合があります。
そのようなときは、行動を変えることで気持ちを切り替えるきっかけを作ります。
- ✅ 近所を15〜30分程度散歩する
- ✅ 自宅で軽いストレッチを行う
- ✅ 公園や図書館へ出かける
- ✅ 家事や片付けに取り組む
- ✅ 信頼できる人に電話する
運動はギャンブル等依存症そのものを治療する方法ではありませんが、ストレスへの対処や生活習慣の改善に取り入れることができます。
激しい運動をする必要はなく、年齢や体調に合った活動で十分です。
打ちたい気持ちが生じたときに、パチンコ以外の行動を選ぶ練習を重ねていきましょう。
やめたい理由をスマホに表示する
📱 パチンコをやめようと決意しても、時間が経つと、その理由を忘れてしまうことがあります。
特に、過去に大勝ちした経験を思い出すと、もう一度打ちたい気持ちが強くなる場合があります。
そこで、自分がパチンコをやめたい理由をスマートフォンに記録しておきましょう。
- ✅ 借金を増やしたくない
- ✅ 家族との時間を大切にしたい
- ✅ 将来のために貯金したい
- ✅ お金の心配を減らしたい
- ✅ パチンコに使っていた時間を取り戻したい
これらの中から、自分にとって意味のある言葉を選びます。
スマートフォンの待ち受け画面やメモアプリに表示しておけば、気持ちが揺らいだときに確認できます。
家族の写真や大切な人との思い出を使う方法もありますが、自分を責める材料にならないようにしてください。
やめたい理由を繰り返し確認し、自分が望む生活を思い出すことが目的です。
行きたくなったときの行動を決める
パチンコに行きたい衝動は、突然強くなることがあります。
その場で対策を考えようとしても、気持ちが高ぶっていると冷静に判断できない場合があります。
そのため、遊技したくなったときの行動を事前に決めておく方法があります。
- ✅ すぐに店へ向かわず、まず20分程度別の行動をする
- ✅ 財布や口座の残高を確認して生活費を意識する
- ✅ 散歩や入浴など別の活動に切り替える
- ✅ 家族や支援者に気持ちを伝える
- ✅ 遊技したくなった理由と状況を記録する
たとえば、仕事で嫌なことがあったときに打ちたくなる人は、「仕事帰りにパチンコ店へ行きたくなったら、先に自宅へ帰り、夕食を食べる」と決めておきます。
20分待てば必ず衝動が消えるわけではありません。
ただし、すぐに遊技を始める行動を中断し、別の選択をするための時間を確保できます。
自分だけでは対処が難しいほど欲求が強い場合は、専門の相談機関に助けを求めてください。
パチンコをやめられない理由

「もうやめよう」と何度も決意しているのに続けてしまう背景には、心理的な要因や習慣、生活環境などが関係している可能性があります。
やめられない原因を理解することは、本人に合った対策を選ぶためにも役立ちます。
勝ったときの快感を忘れられない
🧠 パチンコで大当りしたときの興奮や喜びが、次の遊技につながる場合があります。
依存症対策全国センターは、パチンコやスロットの演出などが脳の報酬系に関係し、遊技を続けたい気持ちに影響することを説明しています。
特に、大きく勝った経験があると、その記憶が強く残ることがあります。
- ✅ 大勝ちした日の記憶が忘れられない
- ✅ 大当りの音や演出をもう一度体験したい
- ✅ 勝った経験を基準に次の結果を期待する
- ✅ 負けた金額より勝った金額を思い出す
しかし、以前勝ったことは、次の遊技で勝てる根拠にはなりません。
過去の勝利体験と、これからの結果を分けて考えることが大切です。
勝ったときのことばかり考えてしまう場合は、過去の収支や生活への影響を確認し、遊技を続ける理由を見直してみましょう。
負けたお金を取り戻そうとする
📉 パチンコをやめられない理由の一つが、負けたお金を取り戻したいという心理です。
たとえば、すでに3万円負けていると、「ここで帰ったら損をする」「あと1万円使えば当たるかもしれない」と考える場合があります。
このように、失ったお金を取り返そうとして遊技を続ける行動は、ギャンブル等依存症でも見られる特徴の一つです。
- ⚠️ 負けた分を取り返すために追加投資する
- ⚠️ ATMで現金を引き出して遊技を続ける
- ⚠️ 翌日に再び店へ行って取り戻そうとする
- ⚠️ 借金をしてまで遊技を続ける
ここで注意したいのが、パチンコの抽選の仕組みです。
通常時の大当り確率が一定で、各回転が独立した抽選であると仮定した場合、過去に何回ハマったかによって次の1回転の当選確率が高くなるわけではありません。
遊技状態や機種の仕様による確率変化は別ですが、負けが続いたから次は勝ちやすいという考え方には根拠がありません。
過去の損失は、これから遊技を続けても確実に取り戻せるものではないことを理解しておきましょう。
暇になるとパチンコに行きたくなる
パチンコを長期間続けている人の中には、休日や仕事帰りに店へ行くことが日常の習慣になっている場合があります。
このような場合、強く勝ちたいと思っていなくても、時間が空いたという理由だけで遊技したくなるかもしれません。
- ✅ 休日になると自然に店へ向かう
- ✅ 仕事帰りに立ち寄る習慣がある
- ✅ 一人の時間に何をしてよいか分からない
- ✅ 予定がないと落ち着かなくなる
対策としては、暇な時間をすべてなくすのではなく、パチンコ以外の過ごし方を増やすことが考えられます。
たとえば、休日の午前中は運動し、午後は読書や趣味に使うなど、生活リズムを組み立ててみましょう。
パチンコに行くことが当たり前になっていた時間を、別の活動に置き換えることが目的です。
気合や根性だけでは続かない理由
「今日こそ絶対にやめる」と強く決意しても、数日後には再びパチンコ店に行ってしまう場合があります。
このような状態が続くと、自分の意志が弱いからやめられないと考えてしまうかもしれません。
しかし、ギャンブル等依存症は、本人の気持ちだけで簡単に解決できる問題ではありません。
- ✅ パチンコを始めるきっかけが生活の中に残っている
- ✅ ストレスへの対処方法がパチンコに偏っている
- ✅ 過去の勝利体験を繰り返し思い出す
- ✅ 依存症によって遊技を制御しにくくなっている
厚生労働省も、依存症の回復には、専門機関の支援や自助グループなどを利用しながら、やめ続ける生活を送ることが大切だと説明しています。
決意することに加えて、環境の調整と支援の利用を組み合わせることが現実的です。
何度もやめることに失敗している場合は、一人で頑張り続けるよりも、専門機関に相談することを検討してください。
自分だけでやめられない場合

パチンコをやめようとしても生活に支障が出るほど続けてしまう場合は、本人だけで解決しようとせず、周囲の協力や専門機関の支援を利用する方法があります。
借金や家庭内の問題が発生している場合は、遊技をやめる対策と並行して、それぞれの問題への対応も必要です。
家族や恋人に正直に打ち明ける
パチンコに使っている金額や借金について、家族や恋人に知られたくないと考える人もいるでしょう。
しかし、問題を隠し続けると、相談する機会を逃したり、借金が増えてから発覚したりする場合があります。
信頼できる人に現状を伝え、協力を求めることも選択肢の一つです。
- ✅ パチンコをやめたい気持ちを伝える
- ✅ 実際に使っている金額を整理する
- ✅ 借金がある場合は借入状況を確認する
- ✅ 今後どのような協力が必要か相談する
- ✅ 専門機関への相談について話し合う
話し合う際は、互いに感情的にならず、現在の問題と今後の対応に焦点を当てることが大切です。
ただし、家族に話すことで暴力や脅迫などの危険がある場合は、無理に直接打ち明けず、先に公的な相談機関へ相談してください。
家族がすべての責任を引き受けるのではなく、本人が支援を受けながら回復に取り組める関係を目指しましょう。
自己申告・家族申告制度を利用する
🎰 パチンコ店への入店を控えたい場合は、業界が実施している自己申告・家族申告プログラムを利用する方法があります。
この制度は、パチンコ・パチスロへののめり込みを抑制するため、導入店舗が利用者を支援する仕組みです。
自己申告プログラムでは、本人が次のような内容を申し込めます。
- ✅ 1日に使う金額の上限を設定する
- ✅ 1か月の来店回数の上限を設定する
- ✅ 1日の遊技時間の上限を設定する
- ✅ 申込み店舗への入店制限を利用する
完全にパチンコをやめたい人は、入店制限のプログラムを検討する方法があります。
入店制限に申し込んだ店舗では、本人が来店した場合、店舗側が退店を促す声かけを行います。
ただし、入店を物理的に完全阻止する制度ではなく、申し込んでいない店舗への入店まで一律に禁止するものでもありません。
また、家族申告プログラムでは、所定の条件を満たす家族が本人の入店制限を申し込めます。
本人の同意書がない場合でも、客観的な証明書類など一定の要件を満たせば申込みが可能です。
家族が自由に利用制限を設定できるわけではないため、必要書類や手続きを確認してください。
公式サイトでは、導入店舗の検索や申込方法の確認ができます。
借金を防ぐ貸付自粛制度を利用する
💰 パチンコのために消費者金融やカードローンからお金を借りてしまう場合は、貸付自粛制度も確認してください。
貸付自粛制度は、浪費やギャンブルなどによる借入れを控えたい人が申告し、その情報を信用情報機関に登録する制度です。
金融庁によると、日本貸金業協会または全国銀行個人信用情報センターのどちらかに申告することで、3つの信用情報機関に貸付自粛情報が登録されます。
- ✅ 新たな借入れを控える意思を登録できる
- ✅ 金融機関などの与信判断に利用される
- ✅ 登録期間は原則5年以内となる
- ✅ 原則として登録後3か月間は撤回できない
- ✅ 申込方法や必要書類を確認する
ただし、制度を利用すれば、すべての借入れを確実に防止できるというものではありません。
信用情報を照会しない貸付けなどにまで、必ずしも効果が及ぶわけではないためです。
また、貸付自粛制度は借入れを抑える仕組みであり、すでにある借金を減額したり、返済義務をなくしたりするものではありません。
詳細は金融庁の公式情報で確認できます。
ギャンブル依存症の相談窓口を使う
📞 パチンコをやめられず、日常生活に影響が出ている場合は、ギャンブル等依存症に対応する相談窓口を利用できます。
厚生労働省は、依存症について本人や家族が相談できる機関として、保健所や精神保健福祉センターを紹介しています。
- ✅ 保健所の精神保健相談
- ✅ 精神保健福祉センター
- ✅ 自治体の依存症相談拠点
- ✅ リカバリーサポート・ネットワーク
- ✅ ギャンブル依存症予防回復支援センター
精神保健福祉センターなどでは、依存症に関する相談を受け付け、必要に応じて医療機関や支援団体の情報を案内しています。
また、リカバリーサポート・ネットワークは、パチンコ・パチスロに関する依存問題について、本人や家族を対象に電話相談を実施しています。
相談料は無料ですが、通話料がかかります。
ギャンブル依存症予防回復支援センターのサポートコールでは、24時間365日、相談料と通話料が無料の相談を受け付けています。
依存症と診断されていなくても、やめられないことに困っていれば相談を検討できます。
相談機関の詳細や受付条件については、各公式サイトで確認してください。
専門の医療機関で治療を受ける
パチンコをやめようとしても繰り返してしまう場合や、借金、家庭問題、仕事への影響が深刻な場合は、専門医療機関への相談も考えられます。
ギャンブル依存症は医療の対象となる問題であり、本人の意志だけで解決しようとする必要はありません。
依存症対策全国センターでは、ギャンブル障害への対応として、認知行動療法などの治療プログラムを紹介しています。
- ✅ 遊技をやめられない状況を相談する
- ✅ ギャンブルに関する考え方や行動を見直す
- ✅ 遊技したくなるきっかけを整理する
- ✅ ストレスへの新しい対処法を学ぶ
- ✅ 再発を防ぐための生活習慣を考える
認知行動療法は、考え方や行動のパターンを整理し、問題への対処方法を身につけるための治療法です。
すべての人が入院する必要があるわけではなく、症状や生活状況に応じて外来治療などが検討されます。
治療内容、受診方法、費用は医療機関によって異なるため、事前に確認してください。
依存症からの回復は可能ですが、特定の方法で必ず治ると保証できるものではありません。
適切な支援を受けながら、少しずつパチンコに頼らない生活を目指していくことが大切です。
自助グループに参加する
パチンコをやめたい人が利用できる支援として、自助グループへの参加があります。
自助グループとは、同じような問題を経験している人たちが集まり、互いの経験を共有しながら回復を目指す活動です。
代表的なものに、ギャンブル依存症の当事者を対象とするギャンブラーズ・アノニマス(GA)があります。
- ✅ 同じ悩みを持つ人の経験を聞ける
- ✅ 自分の気持ちを整理する機会になる
- ✅ パチンコをしない生活について学べる
- ✅ 孤立せずに回復を目指すきっかけになる
また、ギャンブル問題を抱える人の家族向けには、ギャマノンなどの自助グループがあります。
自助グループは医療機関での治療と同じものではありませんが、回復を支える選択肢の一つです。
参加方法や開催場所が分からない場合は、精神保健福祉センターなどで情報を確認できます。
一人で問題を抱え込まず、継続して相談できる場所を持つことも再発防止につながります。
借金がある場合は返済を相談する
💰 パチンコが原因で借金が増えている場合は、パチンコをやめる対策と借金問題への対応を並行して進めることが必要です。
新たな借入れで返済を続けたり、パチンコで勝って借金を返そうとしたりすると、問題がさらに大きくなるおそれがあります。
最初に、現在の借金を正確に把握してください。
- ✅ 借入先と借入件数を確認する
- ✅ 現在の借入残高を調べる
- ✅ 各社の金利と毎月の返済額を確認する
- ✅ 返済の遅れがないか確認する
- ✅ 生活費を差し引いた返済可能額を整理する
返済が難しい場合は、弁護士や司法書士などの適切な資格を持つ専門家に相談する方法があります。
借金の状況によっては、任意整理、個人再生、自己破産などが検討されます。
どの手続きが適切かは、収入、財産、借入状況などによって異なります。
ギャンブルが原因の借金でも、自己破産による免責が認められる可能性はありますが、事情によって裁判所の判断が必要になります。
必ず免責されるわけでも、絶対に免責されないわけでもありません。
公益財団法人日本クレジットカウンセリング協会では、クレジットや消費者ローンなどの多重債務について、無料の相談やカウンセリングを行っています。
また、法テラスでは、収入や資産などの条件を満たす人を対象とした無料法律相談や、弁護士・司法書士費用の立替制度があります。
借金の返済に困っている場合は、早めに適切な相談窓口を利用することが生活再建につながります。
パチンコをやめた後の再発防止策

パチンコをやめられた後も、再び打ちたくなることがあります。
そのため、やめるための対策だけでなく、やめ続けるための工夫も考えておきましょう。
やめてからの日数と貯金額を記録
📅 パチンコをやめた後は、遊技しなかった日数やお金の変化を記録する方法があります。
毎日記録することで、パチンコに行かない生活を続けていることを確認できます。
- ✅ パチンコを打たなかった日を記録する
- ✅ 使わずに残せたお金を確認する
- ✅ 生活や気持ちの変化を書き残す
- ✅ 目標に向けた進み具合を確認する
たとえば、最初は「今日1日パチンコをしない」という目標から始め、1週間、1か月と生活を振り返ってみます。
ただし、日数を記録することがプレッシャーになる人もいます。
記録が負担になっている場合は、日数よりも生活の安定や支援の利用を重視してください。
パチンコをしなかった日数だけでなく、生活がどのように変わったかにも目を向けてみましょう。
ストレスを発散する習慣を作る
パチンコをストレス解消の手段として利用していた場合、やめた後に気持ちの整理が難しくなることがあります。
仕事、人間関係、家庭などでストレスが重なったときに、再びパチンコへ向かわないための対策を考えておきましょう。
- ✅ 毎日の睡眠時間を確保する
- ✅ 散歩や軽い運動を生活に取り入れる
- ✅ 趣味や休息の時間を確保する
- ✅ 悩みを相談できる人を見つける
- ✅ ストレスが強いときは専門家に相談する
ストレスを完全になくすことは難しいものです。
そのため、ストレスを感じたときにパチンコ以外の方法で対処できるようにすることが役立ちます。
なお、パチンコの代わりに飲酒や過度な買い物、別のギャンブルに頼ることは避けてください。
心身に負担の少ない方法で気分転換できる生活を作ることが、やめ続けるための支えになります。
再び打ってしまった場合の対処法
パチンコをやめていたのに、再び遊技してしまうことがあります。
そのときに「もう失敗したからどうでもいい」と考え、遊技を続けてしまうことは避けたいところです。
厚生労働省も、依存症からの回復途中でやめ続けることに失敗した場合は、そこから再びやめ続けることを再開する大切さを説明しています。
- ✅ その日の遊技を中断する
- ✅ 追加の借入れや追加入金を避ける
- ✅ 再び打ったきっかけを整理する
- ✅ 金銭管理や生活環境を見直す
- ✅ 必要に応じて相談先や支援者に連絡する
再び打ってしまった原因が、ストレスなのか、友人からの誘いなのか、店舗の広告なのかを確認してみましょう。
原因が分かれば、同じ状況で遊技を始めないための対策を考えやすくなります。
一度の失敗ですべての努力が無意味になるわけではありません。
再び打ちたくなることが繰り返される場合は、自己流の対策だけでなく、専門的な支援を利用することが大切です。
パチンコをしない生活を維持する
パチンコをやめた後は、遊技をしないことだけを目標にするのではなく、日常生活そのものを安定させることも意識しましょう。
これまでパチンコに使っていたお金や時間を、生活の改善に役立てる方法があります。
- ✅ 規則正しい生活リズムを維持する
- ✅ 家計を定期的に確認する
- ✅ パチンコ店の情報から距離を置き続ける
- ✅ 趣味や人との交流を楽しむ
- ✅ 不安が強いときに相談できる場所を確保する
パチンコをやめたことで生まれた時間を、家族との交流や健康づくり、将来のための準備に使うこともできます。
また、再び遊技したくなる時期があっても、焦って一人で解決しようとする必要はありません。
依存症からの回復を支える制度や専門機関を活用しながら、無理のない生活を続けてください。
パチンコをやめることは最終目的ではなく、自分が望む生活を取り戻すための一つの手段です。
参考情報
本記事では、ギャンブル等依存症の基本的な知識、回復支援、借金問題に関する制度について、公的機関や各制度の公式情報を参照しました。
- 厚生労働省|依存症対策
- 厚生労働省|依存症についてもっと知りたい方へ
- 依存症対策全国センター|ギャンブル依存症ってどんな病気?
- 消費者庁|ギャンブル等依存症でお困りの皆様へ
- 自己申告・家族申告プログラム|公式案内
- 金融庁|貸付自粛制度について
- 日本クレジットカウンセリング協会|無料相談の案内
制度の申込条件、相談窓口、受付時間などは変更される場合があります。
利用する際は、各機関の最新の公式案内を確認してください。
総括:パチンコは仕組みでやめる

🎰 パチンコをやめるためには、強く決意するだけでなく、日常生活の環境を見直すことが役立ちます。
特に、パチンコ店に近づかないこと、お金を簡単に使えないようにすること、関連情報を遮断することは、遊技のきっかけを減らすための具体的な方法です。
今回紹介した対策を整理すると、次のようになります。
- ✅ 会員カードやアプリを整理する
- ✅ 財布や銀行口座のお金の管理を見直す
- ✅ SNSやYouTubeのパチンコ情報を遮断する
- ✅ パチンコ店に近づかない生活経路を作る
- ✅ 過去の収支を確認してお金の使い方を変える
- ✅ パチンコ以外の趣味や楽しみを見つける
- ✅ 打ちたくなったときの行動を事前に決める
- ✅ 必要に応じて家族や専門機関に相談する
また、ギャンブル等依存症が疑われる場合は、本人の意志だけで解決することが難しい場合があります。
何度もやめようとして失敗している人や、借金などで生活に影響が出ている人は、保健所、精神保健福祉センター、専門医療機関などへの相談を検討してください。
💡 最初から長期間の禁パチンコを考えると、負担に感じる人もいるでしょう。
そのような場合は、まず今日1日パチンコに行かないことを目標にし、できる対策から取り入れてみてください。
そして、パチンコに使っていたお金や時間を、自分の生活や将来のために使う方法を考えていきましょう。
パチンコをやめるために大切なのは、一人で無理に我慢し続けることではなく、やめやすい環境と必要な支援を整えることです。
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