SNSで最近よく見かけるようになった著名人の投資広告ですが、その中には非常に悪質なものが紛れ込んでいます。
前澤友作氏の株配る投資詐欺として、2026年1月18日北海道の空知地方に住む60代女性から現金600万円をだまし取ろうとした事件が大きく報じられました。
最初は些細ななりすまし広告への興味から始まり、巧妙なLINEグループへの誘導、そして偽のアシスタントによる説得と、SNS型投資詐欺の典型的なフルコースと言えるような手口です。
幸いにも札幌厚別署によるだまされたふり作戦が功を奏し、闇バイトで集まった受け子の男たちが現行犯逮捕されました。
この記事では、なぜこれほど高額な被害が出そうになったのか、そして私たちの身近に潜む危険からどう身を守るべきかを整理してみました。
最後まで読んで、ぜひ防犯の参考にしてくださいね。
記事のポイント
- 60代女性から現金600万円を狙った巧妙な誘導ステップの全容
- なりすまし広告からLINEグループへ引き込まれる心理的な仕掛け
- 警察が実施しただまされたふり作戦と受け子逮捕に至るまでの流れ
- SNS型投資詐欺の被害を防ぐための相談窓口と証拠の残し方
投資詐欺で60代女性から現金600万円をだまし取ろうとした手口

この事件は、インターネット上の何気ないクリックが発端となっています。
なぜ600万円という大金が動くことになったのか、その背後に隠された悪質なシナリオを紐解いていきます。
「前澤氏が株を配る」ニセ投稿きっかけに600万円投資を…24歳男と31歳中国籍の男を逮捕(TBS NEWS DIG)
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/2408730?display=1
「前澤氏が株を配る」ニセ投稿きっかけに600万円投資を…(北海道のニュース|HBC北海道放送)
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/hbc/2408730?display=1
〖サギ速報〗「前澤友作氏が株配る」とウソの投資詐欺話_”受け子”とみられる中国籍の男ら2人を逮捕…(FNNプライムオンライン)
https://www.fnn.jp/articles/-/989100
著名人の名前を悪用したなりすまし広告
事件の入り口は、2025年10月ごろにSNS上で流れていた「前澤友作氏が株を配る」といった内容の広告でした。
多くの人が知る著名人の名前や顔写真が使われているため、つい「本当かも?」と信じてしまう心理を悪用したなりすまし広告です。
警察庁のデータでも、こうした有名人をかたる広告によるSNS型投資詐欺は、令和7年に入っても非常に高い水準で発生していると報告されています。
まずは「お得すぎる話」には必ず裏がある、という警戒心を持つことが大切かなと思います。
LINEグループへ誘導し信用させる巧妙な罠
広告のリンク先でコメントを残したりメッセージを送ったりすると、次はLINEなどのグループチャットへ誘導されます。
ここが被害を拡大させる一番の罠です。
チャット内には「サクラ」と思われるメンバーが多数いて、「利益が出た」「前澤さんのおかげです」と次々に投稿し、「自分だけ乗り遅れてはいけない」という焦燥感を煽ります。
北海道の60代女性も、この閉鎖的な空間でのやり取りを重ねるうちに、嘘の投資話を信じ込んでしまったようです。
振込先が個人名義の口座なら詐欺の可能性
投資が進むと、資金の送金を求められます。
この事件でも、女性はすでに数百万円を口座に振り込んでいたとされています。
ここで注目したいのが、「指定された口座が個人名義」であったという点です。
消費者庁の注意喚起でも、正規の投資会社が個人名義の口座に入金を指示することはまずあり得ないと断言されています。
もし振込先が法人の名前ではなく、見たこともない個人の名前だった場合は、その時点で詐欺だと判断して送金をストップするのが正解です。
重要:送金前に必ず確認してください
投資の振込先として個人名義の口座を指定された場合は、100%詐欺です。
相手がどれほど「特別な事情がある」と言い訳をしても、絶対にお金を振り込まないでください。
まずは警察や公的窓口に相談することが最優先です。
偽の投資システムで見せる架空の利益画面
詐欺グループは、専用のアプリやサイトを使って、あたかも利益が出ているかのような架空の数字を見せてきます。
画面上で数字が増えているのを見ると、「もっと投資すればもっと儲かる」と思ってしまいますよね。
しかし、その数字はシステムを操作して作られた単なる「画像」に過ぎません。
出金しようとすると「手数料が必要」「税金がかかる」とさらなる入金を要求されるのも、この手口の定番ですね。
画面上の数字を信じすぎない冷静さが必要かも、と感じます。
追加投資を急がせるアシスタントの正体
女性は、アシスタントを名乗る人物から「600万円を追加投資すれば総資金が増加する」という強い勧めを受けたそうです。
本人ではなく、あえて「アシスタント」という第三者を介することで、話のリアリティや組織っぽさを演出しているんですよね。
しかし、その正体は顔も見えない詐欺師の一員です。
相手の言葉に流されず、その会社が本当に実在し、金融庁の登録を受けている業者かどうかをご自身で公式サイト等から確認するようにしてください。
前澤友作氏の株配る投資詐欺で現金600万円をだまし取ろうとした逮捕劇

被害が拡大する寸前で、事態は急展開を迎えます。
警察がどのように犯人を追い詰めたのか、その一部始終を見ていきましょう。
札幌厚別署が実施しただまされたふり作戦
今回の事件で救いだったのは、別の詐欺事件を捜査していた警察が、この女性が狙われていることに気づいた点です。
札幌厚別署は女性に協力を依頼し、「だまされたふり作戦」を実行しました。
犯人側には「600万円を用意した」と伝え、直接受け取りに来るよう仕向けたのです。
こうした警察の迅速な対応が、女性の財産を守る最後の砦となりました。
自分だけで解決しようとせず、早めに通報することがどれほど大切かが分かりますね。
現金回収役に任命された受け子の不審な動き
2026年1月18日、スーツ姿で投資会社の社員を装った男が、女性の自宅に現れました。
彼は「受け子」と呼ばれる現金回収役です。
室内で張り込んでいた警察官が、現金を受け取ろうとした瞬間に男を現行犯逮捕しました。
また、家の付近を不審な様子でうろうろしていた仲間の男も確保されています。
彼らは偽造された社員証などを用意し、見た目から信じ込ませようとしていました。
不自然な訪問者には、絶対にドアを開けない警戒心が必要です。
受け子に共通する不審な特徴
- 時期に合わない不自然なスーツ姿や身なり
- 周囲を過剰に気にしたり、スマホを頻繁に操作している
- 約束の時間より少し早めに来て、周囲を偵察しているような動き
闇バイトで集められた20代男らの犯行理由
逮捕されたのは、千葉県の24歳の男と、神奈川県に住む中国籍の31歳の男でした。
取り調べに対し、24歳の男は「お金に困って詐欺をやった」と容疑を認めているようです。
彼らの多くは、SNS上の「闇バイト」募集を通じて使い捨ての駒として集められています。
指示役は安全な場所にいて、逮捕されるリスクはすべて受け子に押し付けるという卑劣な構造です。
こうした犯罪のサイクルを断ち切るためにも、安易な儲け話には加担しない、騙されないという意識が不可欠ですね。
警察相談専用電話9110の活用と証拠保存
もし「これって詐欺かな?」と少しでも違和感を覚えたら、迷わず警察相談専用電話「#9110」へ電話してください。
事件になる前の段階でも、専門の相談員がアドバイスをくれます。
また、やり取りしたメッセージやLINEのグループ画面、振込明細などは、必ずスクリーンショットを撮って保存しておきましょう。
これらは犯人を特定し、逮捕するための非常に重要な証拠になります。
削除される前に残しておくことが大切です。
| 相談窓口名 | 電話番号 | 主な役割 |
|---|---|---|
| 警察相談専用電話 | #9110 | 詐欺の疑いなど生活安全の相談 |
| 消費者ホットライン | 188(いやや) | 契約トラブルや消費生活全般 |
総括:前澤友作氏の株配る投資詐欺

今回の前澤友作氏の株配る投資詐欺で60代女性から現金600万円をだまし取ろうとした事件は、SNSが生活に欠かせない今、誰の身にも起こり得る恐怖だと感じました。
著名人のなりすましから始まり、LINEグループでの洗脳、そして自宅への現金回収という大胆な手口。
警察の活躍で未遂に終わりましたが、すでに多額の振込を済ませていた事実は重く受け止めるべきかなと思います。
「自分だけは大丈夫」と思わず、怪しいと感じたらすぐに連絡を絶ち、周囲や公的機関へ相談してください。
正確な情報は各公式サイトで確認し、最終的な投資判断は専門家にご相談ください。
皆さんの大切なお金と安全が守られることを切に願っています。
おすすめ闇金対応
ライタス綜合事務所
公式サイトはこちら
アストレックス司法書士事務所
公式サイトはこちら
債務整理のおすすめ事務所
グリーン司法書士法人
- グリーン司法書士法人は豊富な相談実績を持つ
- 司法書士の他にファイナンシャルプランナーも在籍している
- 土日祝日や夜間、オンラインでの相談が可能
- オンライン面談は全国どこからでも利用可能
公式サイトはこちら
アビエス法律事務所
- アビエス法律事務所は債務整理を専門とする法律事務所
- 費用を10回払い対応で毎月の負担軽減
- 対応エリアは東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県



