最近、ニュースやSNSでニセ警察詐欺急増という言葉をよく耳にするようになりました。
警察官を名乗る人物から電話がかかってくるなんて、普通に生活をしていれば驚いてしまいますよね。
しかもその手口は年々巧妙になっており、自分は大丈夫だと思っていても、いざ電話が来ると冷静な判断ができなくなるケースも多いようです。
私自身、こうした詐欺の手口を知れば知るほど、誰もが被害に遭う可能性があると感じて、強い危機感を持っています。
特に最近の傾向として、単なる電話だけでなく、ビデオ通話で偽の警察手帳を見せられたり、資産調査を名目に送金を迫られたりする非常に悪質なケースが増えています。
この記事では、今まさに発生している最新の詐欺のやり方や、怪しい電話がかかってきた際の具体的な注意点を整理しました。
正しい知識を身につけることで、あなたやあなたの大切な家族を守るためのヒントになれば幸いです。
もし不安を感じることがあれば、この記事の内容を一つの判断材料にしてみてください。
記事のポイント
- ニセ警察詐欺が急増している背景と驚くべき被害額の現状
- 偽の警察官が使用する最新のデジタルツールや巧妙な心理的誘導
- 実在する番号を表示させる電話番号偽装などの最新技術への対策
- 万が一の際に自分を守るための相談窓口や具体的な断り方の手順
ニセ警察詐欺の巧妙な手口と急増する被害実態

最近のニセ警察詐欺は、かつての振り込め詐欺とは比較にならないほど組織的で、最新技術を駆使したものが増えています。
まずは、私たちが直面している被害の現状と、犯人がどのような入り口で接触してくるのかを詳しく見ていきましょう。
被害額と認知件数から見るニセ警察詐欺の深刻さ

現在、警察官をかたる詐欺の被害は過去最悪と言っても過言ではない水準に達しています。
警察庁の公表資料(2025年12月時点)によると、ニセ警察詐欺の認知件数は9,642件にのぼり、これは特殊詐欺全体の38.7%を占めています。
さらに驚くべきは、その被害額の大きさです。
同期間の被害総額は831.9億円となっており、これは特殊詐欺全体の被害額の約7割(68.6%)に相当します。
1件あたりの平均被害額も非常に高く、大切な老後の資金や貯蓄が一瞬にして奪われてしまうという恐ろしい実態が浮き彫りになっています。
補足:被害額の目安について
これらの数値はあくまで年度途中の集計や暫定値を含む一般的な目安ですが、一件あたりの被害が非常に高額化している傾向は明らかです。
正確な最新状況は、警察庁の公式サイトなどで定期的に確認することをおすすめします。
国際電話や自動音声ガイダンスを悪用した接触手法

詐欺の入り口として最も多いのが、やはり電話です。
警察庁の統計では、当初の接触ツールのうち99.0%が電話から始まっています。
最近では「+1」や「+44」といった国際電話番号を利用した着信が目立ちます。
また、最初から人間が話すのではなく、自動音声ガイダンスが流れるケースも増えています。
「総務省です。あなたの携帯電話が2時間後に停止します」
「未納料金の確認は1番を押してください」といった音声に従うと、偽の警察官やコールセンター職員に繋がれ、言葉巧みに恐怖心を煽られます。
警察が国際電話から連絡したり、自動音声で回線停止を予告したりすることはありません。
注意:知らない番号には出ないこと
国際電話(+から始まる番号)や、身に覚えのない自動音声電話には応答せず、そのまま無視するのが一番の安全策です。
もし出てしまっても、相手の指示に従ってボタンを操作してはいけません。
LINE誘導やビデオ通話による偽の取り調べと監視

電話で「あなたの口座が犯罪に使われている」と信じ込ませた後、犯人はLINEやSkypeなどのSNSへ誘導してきます。
「極秘の捜査なので、秘匿性の高いアプリでやり取りする必要がある」といった嘘をつき、ビデオ通話を求めてくるのが典型的な流れです。
ビデオ通話の中では、警察官の制服を着た人物が登場し、あたかも取調室にいるかのような背景を見せて被害者を圧倒します。
さらに「監視のため、通話を繋ぎっぱなしにしろ」と指示し、第三者への相談を封じ込める「デジタル密室」の状態を作り出します。
警察がSNSで連絡を取ったり、ビデオ通話で取り調べを行ったりすることは絶対にありません。
逮捕状や警察手帳の画像を偽装して信じ込ませる罠

相手を信じ込ませるための小道具もデジタル化しています。
SNSを通じて、被害者の名前が入った偽の逮捕状や、偽造された警察手帳の画像を送ってくるのです。
これらは一見本物のように見えますが、すべて偽物です。
特に最近では、実在する警察幹部の顔を合成したAIディープフェイク映像をビデオ通話で使用する手口も確認されています。
(三重県警などの報告による)。
ネットで検索して出てくる本物の警察官の顔が画面に映っていれば、誰でも信じてしまいそうになりますが、今の時代は「映像すら偽造できる」という注意点を知っておく必要があります。
0110など実在する警察の電話番号を偽装する技術

スマートフォンの画面に表示される着信番号も、もはや信用できません。
電話番号偽装(スプーフィング)という技術を使い、末尾が「0110」の番号や、警視庁の代表番号である「03-3581-4321」を意図的に表示させることができます。
「表示されているのが本物の警察署の番号だから」と安心してしまい、指示に従ってしまう被害が後を絶ちません。
相手が「本物かどうか、この番号をネットで調べてみて」と自分から言ってくることもありますが、それは番号を偽装している自信があるからです。
着信表示だけでは相手の正体は分からない、と強く意識しておくべきです。
わいせつ要求を伴う性的被害の発生と悪質な傾向

金銭目的だけでなく、より深刻な被害も報告されています。
令和7年11月末時点で、性的な被害を伴うニセ警察詐欺が218件(未遂・相談含む)発生しているという衝撃的なデータがあります。
これは警察庁に報告があった件数であり、氷山の一角である可能性があります。
「体についた犯罪の証拠を確認する」などと嘘をつき、ビデオ通話越しに裸になるよう要求したり、わいせつな画像を撮影させたりする手口です。
弱みを握られた被害者は、さらなる金銭要求にも応じてしまうという負の連鎖に陥ります。
こうした要求が出た時点で、相手は100%犯罪者です。
恥ずかしがらず、即座に電話を切って周囲に助けを求めてください。
ニセ警察詐欺の被害を未然に防ぐ具体的な対策法

手口を知ることは第一歩ですが、実際に電話が来たときにどう動くかが運命を分けます。
ここからは、私が調べて実践している、自分と財産を守るための具体的な行動指針をご紹介します。
基本のルールはシンプルですが、パニック状態では忘れがちです。
ぜひ以下のポイントを意識の中に留めておいてください。
資産調査や資産保護を名目にした送金指示の断り方

偽の警察官は、必ずと言っていいほどお金の話をしてきます。
「あなたの口座がマネーロンダリングに使われた疑いがある」
「口座のお金を保護するために、国庫指定の安全な口座に移す必要がある」といった言葉は、すべて詐欺のサインです。
警察が個人に対して、現金を振り込ませたり、暗号資産や金地金を買わせたりすることは絶対にありません。
また、ネットバンキングの画面を共有させ、操作を指示することもありません。
こうした話が出た瞬間に「これは詐欺だ」と判断し、毅然と電話を切りましょう。
少しでも怪しいと感じたら、自分一人で判断せず、信頼できる家族や友人にすぐに話すことが大切です。
ポイント:お金の話はすべて疑う
「逮捕されたくないなら供託金を払え」といった要求も、日本の司法制度ではあり得ません。
警察、検察、総務省、銀行、どの組織を名乗っていても「お金を動かせ」という指示はすべて詐欺だと考えて間違いありません。
不審な国際電話への対策と着信拒否設定の活用手順

「知らない国際電話には出ない」のが大原則ですが、誤って出てしまった場合や、頻繁に着信が来る場合は設定を見直しましょう。
スマートフォンの設定や、各携帯キャリアが提供している迷惑電話フィルタ機能を利用するのが効果的です。
| 対策の種類 | 具体的な行動・設定 |
|---|---|
| スマートフォンの設定 | 「不明な発信者を消音」設定をオンにする。 |
| キャリアのサービス | 国際電話着信拒否サービス(無料)を申し込む。 |
| 固定電話の対策 | 国際電話の利用休止設定を行う。
ナンバーディスプレイを活用する。 |
※各サービスの詳細や設定方法は、ご契約の通信会社によって異なります。
正確な情報は各社の公式サイトをご確認ください。
警察相談専用電話9110や身近な相談先の活用術

「本物の警察かもしれない」という不安が少しでも残るなら、相手の言う番号にかけ直すのではなく、警察相談専用電話「#9110」に電話をしてください。
これは全国どこからでも、最寄りの警察本部の相談窓口に繋がる短縮ダイヤルです。
緊急通報の「110番」をためらうような内容でも、専門のアドバイザーが親身に話を聞いてくれます。
また、市町村の消費生活センターや、国民生活センターの「188(いやや)」も有効な相談先です。
お金を支払う前であれば、被害を100%防ぐことができます。
一人で悩まず、まずは外部に声を出す勇気を持ちましょう。
最重要:最終的な判断は専門家へ
この記事で紹介した内容は被害予防を目的とした一般的な情報です。
実際に被害に遭われた場合や、強迫を受けている場合は、速やかに最寄りの警察署へ足を運んでください。
法的な判断や具体的な事件対応は、必ず警察や弁護士などの専門家にご相談ください。
総括:正しい知識でニセ警察詐欺の被害を防ぐ

今回、ニセ警察詐欺急増の現状とその手口について詳しく見てきました。
2025年から2026年にかけて、詐欺グループはビデオ通話やAI技術、番号偽装などを巧みに使い、私たちの心理的な隙を突いてきます。
しかし、彼らの「正体」を隠すためのツールがどんなに進化しても、その目的が「あなたのお金や尊厳を奪うこと」であることに変わりはありません。
「警察はLINEやビデオ通話を使わない」
「警察はお金の振込を要求しない」
「国際電話の警察は偽物」という基本的なポイントを忘れないでください。
そして、何かあったらすぐに「#9110」に相談する。
この小さな注意点と行動の積み重ねが、自分自身と家族を詐欺の魔の手から守る最強の武器になります。
この記事が、ニセ警察詐欺の被害を未然に防ぐための一助となることを願っています。
関連記事
ニセ警察詐欺に注意! #ニセ警察詐欺
https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/sos47/new-topics/241218/02.html
ニセ警察官とのビデオ通話
https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/sos47/new-topics/241218/06.html
ニセの警察ウェブサイトに誘導する手口
https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/sos47/new-topics/241218/07.html
警察に偽装した電話番号に注意!
https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/sos47/new-topics/250325/01.html
ビデオ通話を悪用した“偽警察官・検察官”の詐欺に注意!!
https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/sos47/new-topics/250428/01.html
警察官等をかたり「金地金」を詐取する特殊詐欺について
https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/sos47/new-topics/250310/01.html
性的な被害を伴う「警察官をかたる詐欺」に注意!
https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/sos47/new-topics/251111/01.html
おすすめ闇金対応
ライタス綜合事務所
公式サイトはこちら
アストレックス司法書士事務所
公式サイトはこちら
債務整理のおすすめ事務所
グリーン司法書士法人
- グリーン司法書士法人は豊富な相談実績を持つ
- 司法書士の他にファイナンシャルプランナーも在籍している
- 土日祝日や夜間、オンラインでの相談が可能
- オンライン面談は全国どこからでも利用可能
公式サイトはこちら
アビエス法律事務所
- アビエス法律事務所は債務整理を専門とする法律事務所
- 費用を10回払い対応で毎月の負担軽減
- 対応エリアは東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県



