司法書士法人YMT（旧ヤマト）の評判は怪しい？口コミや費用を調査

毎月の返済日が近づくたびに胃が痛くなるような思いをし、解決策を求めてネット検索をしている中で「司法書士法人YMT（旧：司法書士法人ヤマト）」という名前に行き着いたのではないでしょうか。

しかし、いざ相談しようと思って事務所名を検索窓に入れると、「電話がしつこい」「怪しい」といった不穏なキーワードが表示され、不安な気持ちに拍車がかかってしまったかもしれません。

広告をよく見かける事務所ほど、ネット掲示板の2ch（5ch）や知恵袋で厳しい評価を受けている傾向があることを知っています。

ただ、ネット上の噂がすべて真実とは限りません。

費用が安いというメリットは本物なのか、過去の懲戒処分という噂は事実なのか、そして大阪から東京へ拠点を移した背景には何があるのか。

これらを正しく理解せずに選択肢から外してしまうのは、少しもったいないことかもしれません。

この記事では、私が徹底的にリサーチして判明した司法書士法人YMTのリアルな実態について、良い面も、耳の痛い悪い面も、すべて包み隠さずお伝えします。

司法書士法人YMT（旧：司法書士法人ヤマト）の評判と実態

まずは、インターネット上で飛び交う様々な噂の真偽や、実際に利用した方々のリアルな声から、この事務所が本当に信頼に足る存在なのかを深掘りしていきます。

特に最近行われた名称変更や本店移転については情報が錯綜しがちですので、最新の状況を整理してお伝えします。

電話がしつこいという口コミの真相

司法書士法人YMT（旧：司法書士法人ヤマト）の評判を調べると、避けて通れないのが「電話がしつこい」という口コミです。

これから相談しようとしている方にとっては、非常に警戒すべきポイントでしょう。

私が調査した結果、この評判の大多数は「Web上の借金減額診断（無料診断ボット）」を利用した直後の方からの声であることが判明しました。

SNSの広告などでよく見かける「あなたの借金がいくら減るか診断します」というツールですが、結果を確認するためには電話番号の入力が必須となっているケースがほとんどです。

なぜ何度も電話がかかってくるのか

事務所側としては、入力されたデータに基づいて診断結果を伝えたり、具体的な救済策を提案したりするために電話をかけています。

借金問題は一日放置するだけで遅延損害金が増えたり、債権者からの訴訟リスクが高まったりするため、事務所側も「緊急性が高い」と判断して熱心に連絡を入れる傾向があります。

しかし、ユーザー側が「ちょっと興味本位でやってみただけ」「匿名で結果だけ画面で見られると思った」という軽い気持ちだった場合、この熱心なアプローチが「しつこい営業電話」として映ってしまうのです。

もし連絡が不要であるならば、着信拒否をするのではなく、一度電話に出て「依頼するつもりはありません」「もう電話しないでください」とハッキリ意思表示をすることが最も効果的な対処法です。

正規の司法書士法人であれば、明確に拒絶された相手にしつこく勧誘を続けることはありません。

5ch(2ch)や知恵袋での評価や怪しい噂

匿名掲示板の2ch（現在の5ch）やYahoo!知恵袋などのQ&Aサイトでも、司法書士法人YMT（旧：司法書士法人ヤマト）に関するスレッドは少ないようです。

ネット上で「怪しい」と噂される主な理由は、Web広告が原因のようです。

「広告費にお金をかけている＝怪しいビジネスではないか？」「詐欺業者ではないか？」と疑心暗鬼になる気持ちは私もよく理解できます。

しかし、結論を申し上げますと、司法書士法人YMTは法務省の認可を受け、司法書士会に登録されている正規の司法書士法人です。

架空の詐欺業者ではありませんので、その点はご安心ください。

過去の懲戒処分や注意勧告の調査結果

大切な財産や生活の再建を任せるわけですから、法律家としての「信頼性」は何よりも重要です。

そこで、代表司法書士である有川征志先生について、過去に懲戒処分を受けた事実があるかどうかを慎重に調査しました。

日本司法書士会連合会などが公開している懲戒処分情報を確認したところ、以前勤務していた個人事務所時代に「戒告」という懲戒処分を受けた記録が存在することが分かりました。

この事実をどう受け止めるべきか

「戒告」は、司法書士に対する懲戒処分の中では業務停止などに比べると軽いものに分類されますが、業務処理において何らかの不適切な点や規定違反があったことに対する公式な注意喚起です。

ただし、これは現在の「司法書士法人YMT」が設立される前の出来事であり、数年以上前の記録です。

過去の過ちを反省し、体制を刷新して運営されている可能性も十分にあります。

処分歴があるからといって直ちに現在の業務が悪質であると断定はできませんが、「一点の曇りもないクリーンな事務所を最優先したい」と考えている方にとっては、重要な判断材料の一つになることは間違いありません。

東京・大阪の事務所の概要

司法書士法人YMTは、もともと「司法書士法人ヤマト」という名称で、大阪の梅田をメイン拠点として活動していました。

しかし、2025年8月に法人名を「YMT」へと変更し、同時に本店所在地を大阪から東京（新宿）へ移転するという大きな動きを見せています。

この変更は、単なる移転というよりは、全国からの依頼増加に対応するための組織拡大や再編の一環と考えられます。

現在は東京と大阪の2拠点体制（東京本店・大阪支店体制）となっており、より広範囲なエリアでの迅速な対応が可能になっています。

「大阪の事務所だと思っていたら東京になっていた」と驚かれるかもしれませんが、全国対応を謳っているため、地方在住の方でも郵送や電話、出張対応などで依頼することに支障はありません。

実際の利用者による良い口コミと悪い評判

私がリサーチした中で見つけた、実際の利用者と思われる方々の具体的な声をまとめてみました。

良い評判だけでなく、悪い評判もしっかり把握することで、ご自身に合っているかどうかを見極めてください。

良い評判・口コミ

• 少額案件への対応：「他の大手事務所では『利益にならない』と断られた数万円程度の少額な案件でも、嫌な顔ひとつせず対応してくれた」
• 費用の安さ：「任意整理の費用が相場より安く、さらに分割払いにも柔軟に対応してくれたおかげで、手持ちのお金がなくても手続きを始められた」
• 相談のしやすさ：「平日は仕事で電話に出られないが、土日や夜20時まで対応してくれるので、自分のペースで相談が進められた」

悪い評判・口コミ

• 連絡のスピード：「契約後、進捗状況の連絡がなかなか来ず、こちらから問い合わせないと状況がわからなかった」
• 担当者の質：「最初の電話担当者は親切だったが、後の担当者は事務的で少し冷たい印象を受けた」
• 営業の熱心さ：「無料診断をした後、電話に出るまで何度か着信があり、少しプレッシャーを感じた」

司法書士法人YMT（旧：司法書士法人ヤマト）の費用と相談

ここからは、実際に依頼する場合に最も気になる「費用」や「手続きの流れ」について具体的に解説します。

「安い」という評判は本当なのか、詳細な料金体系や注意点を見ていきましょう。

任意整理や自己破産にかかる料金体系

司法書士法人YMT（旧：司法書士法人ヤマト）の最大の特徴とも言えるのが、業界水準と比較してもリーズナブルな料金設定です。

※上記は記事執筆時点での目安であり、個別の借入状況や債権者数によって変動する可能性があります。

正確な見積もりは必ず無料相談で確認してください。

着手金無料や分割払いなどのメリット

借金問題に悩んでいるときは、日々の生活費すらままならず、手元にまとまったお金がないことがほとんどです。

司法書士法人YMTでは、そんな経済的に困窮している依頼者の状況に深く配慮した支払いシステムが用意されています。

• 着手金無料：正式に依頼する際、最初に支払うべき「着手金」が原則0円です。初期費用なしで手続きを即日スタートできるため、「今すぐ督促を止めたいけれどお金がない」という方には大きな救いとなります
• 分割払い対応：費用の支払いを長期の分割にすることができます。督促が止まった後、今まで返済に充てていたお金の一部を費用の積み立てに回す形が一般的です
• 減額報酬なし（任意整理）：多くの事務所で発生する「借金が減った分の10%」といった減額報酬がかからないケースが多いようです（※個別の契約内容によりますので要確認）。これも総支払額が安くなる大きな要因です

「費用が払えないから相談できない」と諦めていた方にとって、この柔軟な対応は非常に心強いはずです。

無料相談から契約までの手続きの流れ

実際に相談してから、問題解決に向けて動き出すまでの大まかなステップは以下の通りです。

1. 問い合わせ・予約：電話（フリーダイヤル等）や公式サイトのメールフォームから無料相談の予約を入れます。土日祝日も夜20時まで受け付けているので、平日は仕事で忙しい方でも連絡しやすい体制が整っています
2. 無料相談（ヒアリング）：現在の借入状況（何社から、いくら借りているか、取引期間など）や、家計の収支状況を詳しく話します。ここで、あなたの状況に最適な解決方法（任意整理、自己破産、個人再生など）の提案を受けます
3. 委任契約の締結：提案内容と見積もりに納得できれば、正式に委任契約を結びます。遠方の場合はオンラインや郵送での契約が可能な場合もありますが、原則として司法書士との面談が必要になるケースが多いです
4. 受任通知の送付：契約完了後、司法書士が債権者（貸金業者）へ「受任通知」を送付します。これが業者に届いた時点で、あなたへの督促や取り立てが法律上ストップします。ここから平穏な生活が戻ってきます
5. 交渉・手続き開始：受任通知送付後、取引履歴の開示請求、引き直し計算、和解交渉や裁判所への申し立て準備が進められます

依頼する前に確認すべきデメリット

費用が安く対応も柔軟な司法書士法人YMTですが、司法書士事務所ならではの法的な制限や注意点もあります。

ここを理解しておかないと、後で「こんなはずじゃなかった」「弁護士に頼めばよかった」と後悔することになりかねません。

もし、あなたの借金の中に1社だけで140万円を超えるものがある場合は、その業者については弁護士に依頼する必要があります。

また、自己破産や個人再生といった地方裁判所を通す手続きにおいて、司法書士はあくまで「書類作成代理人」という立場になります。

弁護士のように「代理人」として裁判官との面接に同席したり、予納金を安くできる「少額管財事件」として扱ったりすることができません。

基本的にはご自身で裁判所へ行く必要が出てくるため、「平日に裁判所へ行く時間が取れない」「手間をかけずに全て丸投げしたい」という方は、弁護士事務所と比較検討することをおすすめします。

借金減額診断を利用する際の注意点

記事の冒頭でも触れましたが、司法書士法人YMTが提供しているような「借金減額診断（シミュレーター）」を利用する際は、以下の点を心に留めておいてください。

• 個人情報の入力が必須：結果を受け取るために、電話番号やメールアドレスなどの個人情報を入力する必要があります
• 折り返しの連絡が来る：自動計算の結果が画面に出るだけでなく、詳細な聞き取りのために事務所から電話がかかってくることが一般的です。これは仕様ですので、電話を避けたい場合は利用を控えるのが無難です
• あくまで目安：シミュレーション結果は概算です。正確な減額可能額は、取引履歴を取り寄せて計算しないと分かりません。「診断結果＝必ず減る金額」ではないことを理解しておきましょう

「匿名で結果だけ知りたい」と思っていても、実際には連絡先を教えることになるケースが多いです。

本気で解決したい場合は非常に有用なツールですが、興味本位であれば入力は慎重に行うべきです。

総括：司法書士法人YMT（旧：司法書士法人ヤマト）のまとめ

ここまで、司法書士法人YMT（旧：司法書士法人ヤマト）の評判や費用、注意点について詳細に解説してきました。

最後に重要なポイントを整理します。

• 「電話がしつこい」という口コミは、主に減額診断後の確認連絡によるものであり、意思表示をすれば止まる
• 2025年に大阪から東京へ本店を移転し、旧法人名のヤマトからYMTへ名称変更して全国対応を強化している
• 任意整理の費用が業界最安水準であり、着手金無料・分割払い対応など、手元にお金がない人への救済措置が手厚い
• ただし、1社140万円を超える借金の交渉や、自己破産・個人再生の代理業務には法的な制限がある（司法書士のため）
• 土日祝日も夜20時まで対応しており、仕事で忙しい人でも相談しやすい環境が整っている

結論として、「借金の額が1社あたり140万円以下」で、なおかつ「とにかく初期費用を抑えて任意整理をしたい」と考えている方にとっては、非常に有力な選択肢になる事務所です。

一方で、電話連絡の頻度や対応の相性が気になる方は、まずは無料相談を利用して、ご自身の感覚でスタッフの対応を確かめてみることをおすすめします。

借金問題は時間が経つほど状況が悪化し、選択肢が狭まっていきます。

どの事務所に依頼するにせよ、一日も早く専門家に相談することが、解決への確実な第一歩となります。

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