アコムの返済について
「毎月の返済方法を変えたい」
「返済日や金額を調整したい」
と考えたことはありませんか。
アコムでは利用者の状況に合わせて、柔軟に返済方法を変更できます。
例えば、返済忘れを防ぐための口座振替(自動引き落とし)への切り替えや、スマホ一つでいつでも手続きできる便利なネット返済、Web返済の利用が可能です。
また、急な出費で返済が厳しい場合には、返済日の変更や、一時的に返済額を減らすための返済金額変更の相談もできます。
さらに、余裕があるときには繰り上げ返済によって返済額より多く払うことや、利息を抑えるための一括返済も選択肢となります。
アコムATM(むじんくん)の利用や、カード無しでの返済方法など、選択肢は多岐にわたりますが、それぞれに知っておくべき注意点も存在します。
この記事では、アコムの返済方法の変更に関するあらゆる疑問に答え、ご自身の状況に最も合った方法を見つけるための手助けをします。
記事のポイント
- アコムの返済方法を変更する具体的な手順
- 返済日や返済額を調整する方法
- 利息負担を軽減する繰り上げ返済や一括返済のやり方
- 各返済方法におけるメリットと注意点
アコムの返済方法を変更する基本と種類
アコムでは、利用者のライフスタイルや都合に合わせて、様々な返済方法が用意されており、契約後でも変更が可能です。
ここでは、基本的な返済方法の変更手順と、それぞれの特徴について解説します。
- 口座振替(自動引き落とし)への切り替え
- Web返済・ネット返済を利用する方法
- アコムATM(むじんくん)での返済手順
- 返済方法で便利なカード無しのやり方
- 返済日の変更は電話か自動契約機で可能
口座振替(自動引き落とし)への切り替え
毎月の返済の手間を省き、返済忘れを防ぎたい場合には、口座振替(自動引き落とし)への変更が適しています。
一度手続きを済ませれば、毎月決まった日に自動で返済が行われるため、管理が非常に楽になります。
口座振替の最大の利点は、返済期日をうっかり忘れてしまうリスクを大幅に軽減できることです。
毎月6日(金融機関休業日の場合は翌営業日)に指定口座から自動的に約定返済金額が引き落とされるため、ATMや振込の手間がかかりません。
また、引き落とし手数料は無料であるため、余計なコストをかけずに返済を続けられます。
一方で、デメリットも存在します。
引き落とされる金額は最低返済額に固定されるため、任意で多めに返済したい場合は、別途ATMやネット返済を利用する必要があります。
また、口座振替の申し込みから開始までには2~3ヶ月程度かかる場合があるため、その間の返済は他の方法で行わなければなりません。
口座振替の申込方法
口座振替の申し込みは、アコムの会員ページからオンラインで完結できます。
会員ページにログイン後、「口座振替(自動引き落とし)のお申し込み」メニューから手続きを進めてください。
画面の指示に従い、引き落としを希望する金融機関のサイトで設定を完了させます。
郵送での手続きも可能ですが、時間がかかるためオンラインでの申し込みが便利です。
口座振替の注意点
引き落とし口座の残高不足には十分に注意しなくてはなりません。
もし残高が足りず引き落としができなかった場合、再度の引き落としは行われず、延滞扱いとなってしまいます。
その際は、他の方法で速やかに入金する必要があります。
通帳には「SMBC(ACサービス)」または「ACサービス自払(ゆうちょ銀行の場合)」と記帳されるため、家族に通帳を見られる可能性がある方は、この点も念頭に置いておきましょう。
メリット | デメリット |
---|---|
毎月自動で返済されるため返済忘れがない | 引き落とし額は最低返済額で固定される |
返済時の手数料が無料 | 申し込みから開始まで2~3ヶ月かかる場合がある |
ATMに行く手間が省ける | 口座残高不足の場合、延滞となる |
引き落とし日が毎月6日に固定される |
Web返済・ネット返済を利用する方法
時間や場所を問わず、最も手軽に返済したい方には、インターネットを利用したWeb返済(ネット返済)が最適です。
パソコンやスマートフォンがあれば、24時間365日いつでもどこからでも返済手続きができます。
この方法の大きな強みは、その利便性とコストパフォーマンスにあります。
アコムの会員ページを通じて、ご自身のインターネットバンキング口座から直接アコムへ支払う「ペイジー」という仕組みを利用します。
これにより、深夜や土日祝日であっても、手数料無料で即時に返済が反映されます。
さらに、1円単位での返済が可能なため、端数まできれいに支払いたい一括返済の際にも非常に役立ちます。
ただし、この返済方法を利用するには、利用したい金融機関のインターネットバンキングの契約が事前に必要です。
三菱UFJ銀行や三井住友銀行などの主要な銀行は対応していますが、一部非対応の金融機関もあるため、アコムの公式サイトで確認が求められます。
また、毎週月曜の深夜など、アコムや各金融機関のシステムメンテナンス時間中は利用できません。
返済期日当日に手続きする場合は、メンテナンス時間を避けるようにしましょう。
通帳には「PEDfacネットフリコミ」といった名義で履歴が残るため、この点も留意しておくとよいかもしれません。
アコムATM(むじんくん)での返済手順
手数料をかけずに現金で直接返済したい方には、全国に設置されているアコムATMの利用が向いています。
アコムの自動契約機(むじんくん)コーナーに併設されており、多くは24時間稼働しているため、仕事帰りや休日でも自分のタイミングで返済できます。
アコムATMを利用するメリットは、何と言っても手数料が一切かからない点です。
提携ATMで発生する手数料を節約できるため、こまめに返済したい方にとっては経済的です。
操作も簡単で、画面の案内に従ってローンカードを挿入し、暗証番号を入力して現金を投入するだけです。
もしローンカードを忘れてしまっても、暗証番号・生年月日・電話番号を入力することで返済手続きが可能な点も、いざという時に便利な特徴です。
しかし、注意すべき点もあります。
アコムATMでは硬貨の取り扱いがないため、1,000円未満の端数の返済はできません。
このため、完済時に端数が残る場合は、無利息残高として残るか、別途ネット返済などで精算する必要があります。
また、ATMコーナーへの入室を人に見られると、アコムの利用が知られる可能性がある点も考慮しておくとよいでしょう。
返済方法で便利なカード無しのやり方
「ローンカードを持ち歩きたくない」「カードを紛失してしまった」という状況でも、アコムではカード無しで返済できる方法が複数用意されています。
プライバシーを重視する方や、よりスマートに返済を管理したい方にとって便利な選択肢です。
スマホアプリを利用したコンビニATM返済
最も手軽なカードレス返済は、アコムの公式スマホアプリ「myac」とセブン銀行ATMを組み合わせた「スマホATM取引」です。
アプリで表示されるQRコードをATMに読み取らせることで、カードがなくても現金での入金ができます。
これにより、財布からカードを取り出す必要がなく、周囲の目を気にせず返済することが可能です。
その他のカードレス返済方法
前述の通り、ネット返済やWeb返済もカードを必要としない便利な方法です。
ご自身の銀行口座から直接オンラインで手続きが完結します。
また、銀行振込による返済もカードは不要です。
アコムの会員ページで自分専用の返済用口座情報を確認し、その口座へ振り込むことで返済できます。
さらに、アコムATMでもカードレス返済が可能です。
ATM画面でカードを使わない取引を選択し、暗証番号、生年月日、電話番号を入力することで、本人確認を行い返済手続きを進められます。
これらの方法を知っておけば、カードの有無にかかわらず、柔軟に返済計画を実行できます。
返済日の変更は電話か自動契約機で可能
アコムでは、契約時に設定した返済日を後から変更することができます。
例えば、「給料日が変わったので返済日をずらしたい」「返済サイクルを見直したい」といったニーズに柔軟に対応が可能です。
アコムの返済サイクルには、毎月決まった日に返済する「毎月指定日」と、返済後35日後が次の期日となる「35日ごと」の2種類があり、この間を相互に切り替えることができます。
一般的に、返済管理がしやすいのは「毎月指定日」ですが、返済間隔に余裕を持たせたい場合は「35日ごと」も選択肢になります。
返済日の変更手続きは、インターネットの会員ページからは行えません。
アコム総合カードローンデスク(0120-629-215、平日9時~18時)へ電話で依頼するか、お近くの自動契約機(むじんくん、年中無休9時~21時※年末年始除く)で手続きをする必要があります。
この変更手続きを行う際には、一つ重要な注意点があります。
それは、手続きを行う当日までの利息を一度すべて精算する必要があるということです。
利息が残ったままでは返済日の変更ができないため、事前に返済を済ませてから手続きに臨むことが求められます。
アコムの返済方法を変更し負担を軽くする
月々の返済が厳しいと感じた時や、逆に資金に余裕ができた時には、返済方法を柔軟に変更することで、返済の負担をコントロールすることが可能です。
ここでは、返済額の調整や、より早く完済するための方法について詳しく解説します。
- 返済額を減らすための返済金額変更
- 繰り上げ返済で返済額より多く払う利点
- 完済を目指すための一括返済のやり方
- 返済方法を変更するときの注意点
- まとめ:アコムの返済方法の変更は柔軟にできる
返済額を減らすための返済金額変更
「今月は出費が多くて、いつもの返済額だと厳しい」といった状況に陥ることは誰にでも起こり得ます。
このような場合、アコムでは一時的に毎月の返済額を減額してもらう相談が可能です。
返済額減額の相談方法
返済金額の変更を希望する場合は、アコム総合カードローンデスク(0120-629-215、平日9時~18時)へ電話で連絡し、現在の状況を正直に伝えることが大切です。
相談内容に応じて、アコムは実現可能な返済プランを検討してくれます。
例えば、最低限、その月に発生した利息分のみの支払いにしてもらえるケースもあります。
ただし、この対応はあくまで一時的な措置です。
返済額を減らすと、その分元金の減りが遅くなり、結果として返済期間が長期化し、支払う利息の総額は増えてしまうというデメリットを理解しておく必要があります。
借入残高に応じた返済額の見直し
また、アコムでは返済が進んで借入残高が減っても、毎月の返済額は自動的に減額されません。
しかし、マイページに「返済額の変更」というメニューが表示されている場合は、自分で手続きをすることで、現在の残高に応じた、より低い最低返済額に変更することが可能です。
月々の負担を継続的に軽くしたい場合は、この機能が利用できるか確認してみるとよいでしょう。
いずれの方法も、延滞してしまう前に早めに相談・行動することが鍵となります。
繰り上げ返済で返済額より多く払う利点
ボーナスや臨時収入などで資金に余裕ができた際に、毎月の約定返済額よりも多く支払う「繰り上げ返済」を活用することは、返済負担を軽減する上で非常に有効な手段です。
繰り上げ返済の最大の利点は、支払う利息の総額を減らせることにあります。
アコムへの返済金は、まず利息の支払いに充てられ、残りが元金の返済に充当されます。
繰り上げ返済で支払った追加分は、その月の利息を支払った後、すべて元金の返済に充てられるため、元金を効率的に、そして早く減らすことができます。
借入元金が減れば、翌月以降に発生する利息も少なくなり、結果として完済までの期間が短縮され、総支払額を大きく抑えることにつながるのです。
この繰り上げ返済を行うにあたり、事前の連絡や特別な申し込み手続きは一切不要です。
インターネット返済やATMでの返済時に、いつもより多めの金額を入金するだけで、自動的に繰り上げ返済として扱われます。
ただし、返済方法が「毎月指定日」の場合、返済期日の15日以上前に繰り上げ返済を行うと、前月分の追加返済として扱われ、当月分の返済義務は残ったままになる点には注意が求められます。
このルールを理解し、計画的に繰り上げ返済を行うことで、賢く返済を進めることが可能です。
完済を目指すための一括返済のやり方
借入残高の全額を一度に返済する「一括返済」は、利息の負担を最小限に抑え、最も早く完済するための最終的な手段です。
返済を続けて借入残高が少なくなったタイミングや、まとまった資金が用意できた際に検討する価値があります。
一括返済の具体的な手順
一括返済を行うには、まず返済当日の正確な返済総額を確認することが不可欠です。
アコムの利息は日割りで計算されるため、返済額は毎日変動します。
正確な金額は、アコムの会員ページ、スマホアプリ、または電話(アコム総合カードローンデスク)で確認できます。
金額を確認した後は、返済手続きに移ります。
口座振替以外のすべての返済方法が一括返済に対応していますが、1円単位での支払いが可能なインターネット返済や銀行振込が最も適しています。
これらの方法なら、利息を含んだ端数まで過不足なく支払うことができ、きれいに残高をゼロにできます。
ATMでの一括返済における注意点
アコムATMや提携ATMでも一括返済は可能ですが、硬貨が使えないため、1,000円未満の端数が「無利息残高」として残ってしまう点に注意しなくてはいけません。
この無利息残高は、利息や延滞金が発生せず、支払期限も設定されませんが、借金が残っている状態であることに変わりはありません。
もし一括返済後に解約を考えているのであれば、この端数も完全に精算する必要があるため、ネット返済などを利用するのが確実です。
完済しても自動的に解約とはならないため、解約を希望する場合は別途手続きが求められます。
返済方法を変更するときの注意点
アコムの返済方法を変更する際は、それぞれの方法が持つ特徴を正しく理解し、ご自身の状況に合ったものを選択することが大切です。
利便性や手数料だけでなく、返済が反映されるタイミングやプライバシーの観点からも検討が求められます。
手数料と利用時間の比較
まず、手数料の有無は重要な判断基準です。
インターネット返済、アコムATM、口座振替は手数料が無料ですが、コンビニなどの提携ATMや銀行振込では所定の手数料が発生します。
頻繁に返済を行う場合、この手数料の差は大きなものになります。
返済の反映タイミング
次に、返済がいつ反映されるかも確認しておくべきポイントです。
インターネット返済やATMでの返済は基本的に即時反映されますが、銀行振込の場合、金融機関の営業時間外(平日15時以降や土日祝日)に手続きをすると、アコムへの着金が翌営業日扱いとなることがあります。
返済期日当日の手続きでは、時間帯によって延滞とみなされるリスクがあるため注意が必要です。
プライバシーへの配慮
また、プライバシーを気にする方は、通帳に履歴が残るかどうかも考慮に入れるとよいでしょう。
口座振替やネット返済では、通帳に「SMBC(ACサービス)」や「PEDfacネットフリコミ」といった記録が残ります。
家族に知られたくない場合は、手数料がかからないアコムATMを利用するなど、返済方法を使い分ける工夫も考えられます。
これらの点を総合的に比較検討し、最適な返済方法を選択することが、スムーズな返済計画の実現につながります。
返済方法 | 手数料 | 利用可能時間 | 1円単位の返済 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
インターネット返済 | 無料 | 原則24時間 | 可 | スマホ・PCで完結、即時反映 |
アコムATM | 無料 | 原則24時間 | 不可 | 現金で直接返済、カードレスも可能 |
提携ATM | 有料 | ATMによる | 不可 | 全国のコンビニ等で利用可能 |
銀行振込 | 有料 | 金融機関による | 可 | 翌営業日反映の場合あり |
口座振替 | 無料 | 毎月6日 | 不可 | 自動で返済、申し込みに時間が必要 |
総括:アコムの返済方法の変更は柔軟にできる
- アコムの返済方法は5種類から柔軟に選べる
- 手数料無料の返済方法はネット返済・アコムATM・口座振替
- ネット返済はスマホがあれば24時間いつでも手続き可能
- 口座振替は毎月6日の自動引き落としで返済忘れを防げる
- アコムATMでは手数料無料で現金による返済が行える
- セブン銀行ATMならスマホアプリを使いカード無しで返済可能
- 返済サイクルは「毎月指定日」または「35日ごと」から選べる
- 返済日の変更手続きは電話か自動契約機で行う
- 返済が厳しい場合は返済額の一時的な減額を相談できる
- 資金に余裕がある時の繰り上げ返済で総支払額を減らせる
- 繰り上げ返済は普段の返済時に多めに入金するだけでよい
- 利息を最も節約できるのは借入残高の一括返済
- 1円単位で返済できるネット返済は一括返済時に便利
- ATMでの一括返済は千円未満の端数が残る点に注意
- 借入を完済しても解約を希望する場合は別途手続きが必要
本記事では、アコムの返済方法を変更する具体的な手順や注意点について、詳しく解説しました。
アコムの大きな特徴は、利用者の状況に合わせて返済方法を柔軟に見直せる点にあります。
毎月の返済の手間を省きたい方には「口座振替」、時間や場所を選ばずに手続きを済ませたい方には「ネット返済」が適しているなど、ご自身のライフスタイルに合った最適な方法を選択することが可能です。
また、万が一返済が厳しい状況になった場合でも、返済日や返済額の変更について相談できる体制が整っている点は、利用者にとって大きな安心材料と言えるでしょう。
一方で、資金に余裕ができた際には、繰り上げ返済や一括返済を積極的に活用することで、支払う利息の総額を効果的に抑え、より早く完済を目指せます。
このように、アコムには多様な返済の選択肢が用意されています。
この記事で得た知識を参考に、ご自身の状況に最も合った返済プランを立て、無理のない計画的な利用を心がけてください。
もし少しでも不安や疑問に思うことがあれば、一人で悩まずに、まずはアコムの相談窓口へ問い合わせてみることをお勧めします。